高木寳瑞大和尚 二十三回忌法要

西代寺中興第二世 定額位高木寳瑞大和尚 二十三回忌

令和3年3月4日(木) 於:西代寺本堂



西代寺中興第二世 高木寳瑞大和尚の二十三回忌法要が、西代寺本堂に於いて行われました。結衆寺院として昔から寳瑞和尚と親交が深かった、菅原寺 名誉住職 山田恵昭僧正を御導師にお迎えし、厳修されました。

法要の様子法要の様子

御導師様よりご挨拶の様子

法要の様子

法要にて護摩供の様子

寳瑞大和尚は永年、教誨師(きょうかいし)を務めておられ、刑務所などに出向いて受刑者にお話をし、日々受刑者と向き合い、その道を正すことに精力を注いでおられました。その功績が認められ、平成10年に真言宗各派総大本山会より”密教教化賞”が授与されました。
平成2年には、真言宗最高の厳儀である、後七日御修法に神供師として出仕され、定額位(じょうがくい)という、真言宗内で高僧に与えられる非常に尊い位を授かり、真言僧侶として多方面に広く活躍されました。

法要後、御導師を務めていただきました山田僧正よりご挨拶で、寳瑞和尚のお話を賜りました。「生前、寳瑞和尚と最後にお会いしたのは、入院先の病院でした。もう、お話する力も残っていない状態でしたが、和尚が病院のICUに入ってゆく時に見舞いに駆けつけた我々に最後の力を振り絞って手を上げてくださった。そのようなことを想い起しながら、今日は寳瑞和尚の二十三回忌の導師を務めさせて頂きました。」と大変有難いお話をしていただきました。寳瑞和尚も密厳浄土で大変お喜びになっていることと思います。
コロナ禍ではございましたが、寳瑞大和尚二十三回忌には結衆寺院をはじめ、法縁寺院の方々にご参列いただき、厳粛かつ荘厳な法要を執り行うことができましたこと、心より御礼申し上げます。
                     合掌